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① 観音山フルーツガーデン

観音山フルーツガーデン
わかやま働コーナー 企業調査隊 若年者地域連携事業

地域の中小企業への理解を深めて頂くために、
県内大学のキャリアセンターと連携し学生を募り、企業調査隊を結成しました。
学生レポーターによる企業取材を行い、県内企業の魅力をWEBで発信しています!

取材に御協力頂いた企業は全5社!

観音山フルーツガーデン
創業明治44年から伝統と技術を受け継ぎ、六代続く紀州農家から新鮮フルーツの生産・加工・販売を行っています。

★インタビュアー
和歌山大学 劉 楊銘さん
和歌山大学 江口 創紀さん
取材に行った感想は最下部から!【感想はこちら】

江口さん 児玉 芳典様.jpg
インタビュー:代表取締役社長 児玉 芳典様
※インタビューの内容は質問をクリック!

 Q1.六次産業化を進められる上で、単純な農業にとらわれない、幅広い知識
が必要になると思うんですけども、そういった知識ってどうやって身に
つけられたのでしょうか?

 最初は農家から始まっていますので、私で6代目なんですけれども、先祖から受け継いできた農業の知識は、まず一次産業としてありました。

二次産業につきましては、まずはみかんジュースの加工や蜂蜜から始めましたので、それは自社でするのではなくて委託でですね、業者さんにお願いして取り組みやすい所から始めました。

そのあとは、ジャムの加工やゼリーの加工であったり、比較的取り組みやすい加工品から始めました。販売につきましては、最初はファーマーズマーケットの出店や百貨店さんの出店で、徐々に販売の経験を積んでいきまして、それで三次産業のサービス業の経験を積んでいきました。

最近2年前になりましてフルーツパーラーをオープンして、今までの百貨店さんでの催事経験とかを活かしながらこのフルーツパーラーを営業しています。

なので、いきなり六次産業の知識全てを獲得したというよりは、一次産業から二次産業、三次産業を徐々に年数をかけて、少しずつ知識とか経験を増やしていきました。

【学生】段階を踏まれてされたんですね。

段階というか新しいことへの挑戦で、どんどんその新しいことに取り組んできた結果が今ということですね。

【学生】有難うございます。

 Q2.関連業界を教えてください。

 みかんジュースでは、ジュース工場さんで絞って頂いたり、あとは瓶詰めの会社さんや苗木屋さんですね。あとはフルーツパーラーではパフェに使う材料の仕入れの業者さんや、販売先では和歌山県内のお土産屋さんですね。アドベンチャーワールドさんや各地域にある和歌山の名所のお土産屋さんで卸させて頂いています。うちは通販が結構多いんですね。7割位は関東中心の通販で発送してます。

フルーツパーラーは現地のお客さんにお越し頂きますので、近隣の近畿管内のお客さんが多いですね。

【学生】7割が関東って多いですね。結構、驚きました。

柑橘類が主です。西日本は柑橘類が栽培されているんですが、人口の1/3は今関東に集中しているって言われている位です。関東とか東北、東日本への発送がほとんどですね。

【学生】関連業界も非常に幅広いですね。

あとはレストランさんや居酒屋さんにレモンやライムなど、原材料で送らせて頂いてますので、お付き合いも沢山頂いてます。

【学生】有難うございます。

 Q3.インターネット上のフルーツ販売は他の会社との競争が激しい為、観音
山フルーツガーデンはどのような強みがありますか?

 うちは価格で競争は特に考えていませんので、いかにうちの想いを知って頂いたり、取り組みを応援してくれるお客さんと繋がりたいなと思っていますので、ホームページで自分達の取り組みや自分達の想いなど、そういうところを表現するようにして、うちのファンを多く作ろうと思っていますね。

出来るだけ自分達のサイトを見て頂いて「こういう農園から買いたいな」とか、「農園の取り組みが好きだからここを応援したいな」とかですね。商品を売るっていうよりはうちの取り組みを応援してくれるお客さんと繋がろうということを心掛けて、徐々にそういう方との繋がりが増えていますね。

【学生】分かりました。店の魅力によってお客様を集めていく。

そうですね。

【学生】主にリピーターを求めてファンを作っている。わかりました。有難うございました。

 Q4.紀の川市の地域周遊化を実現する為に、いくらの寄付金を出す事が可能
でしょうか?

 紀の川市の全体として、やっぱり潤ってもらいたいなと思いますので、自分のところだけじゃなく紀の川市の各スポットや色んな所で、粉河寺や青洲の里であったりそういうところと協力しながら。

ただ、うちに来てくれただけじゃなくて、色んなところを巡ってもらいたいなと思います。まだ今実現はできていないですが、そういう取り組みを進めていきたいと思います。そのために何か取り組みがある、その時に何か資金がいるって言う時がありましたら、うちも出来る限り協力していきたいなと思います。

 Q5.もし、外国人の方が苗木植え体験に参加したいなら、観音山フルーツ
ガーデンは対応できますか?

【学生】猫の駅長と高野山の効果によって、紀の川市を訪れるアジア人からの外国人観光客は年々増加し、その外国人の方々は特にフルーツ狩りや農業体験やフルーツに関する食事が大変好きです。そこで観音山フルーツガーデンはフルーツパフェの販売とみかんや、レモンなどの苗木植え体験を開催することがあります。もし、外国人の方が苗木植え体験に参加したいなら、観音山フルーツガーデンは対応することができますか?

それは大丈夫です。苗木植えっていうのは3月の下旬位に2週間位一時的な期間でしかないんですけど、その時期にもし体験されたい方のお申し込みがありましたら、それはもう喜んで参加していただけますので、うちも助かります。

はい、是非来て頂けたらと思います。ただ、あまり沢山になりますとその安全面のこともありますので、1日対応出来たとしても1日10人とかそういう形になると思うんですけど、希望の方がありましたら対応は可能です。

【学生】有難うございます。

【学生】そして、もし外国人の方が食事に参加して英語が分からない、ただ中国語しか出来ない場合は、社員達は対応することが出来ますか?

英語は何人か対応することができます。

 Q6.社員が外国語が分からないなら、和歌山大学の学生を一時的に雇うこと
を考えたことががありますか?

 考えたことはないですけれど、もしそういう方が増えてきてニーズが必要でしたら、是非、助けて頂きたいです。雇用といいますかアルバイトに来て頂きたいです。

劉さんも来てください。

【学生】はい。もし需要があれば、いつでも。

 Q7.香港へのフルーツの販売、もしくはフルーツ加工品を中国に販売すること
を考えたことがありますか?

 今も少し販売しています。香港。中国本土、あと台湾とシンガポールには輸出しています。

要望が増えてくれば、更に出荷量は増やしていきたいと思っています。全世界にこの和歌山のフルーツを届けていきたいと思ってます。

【学生】海外の事業は結構難しいところがいっぱいありますよね。食品を輸出する時、時間がかかる。そして新鮮度を保つためどのような包装方式とか。

生フルーツの場合は、やっぱり難しいので個人のお客さんの注文を受けて、個人のお客さんに飛行機でお送りしてる注文の対応しか今まだ来ていません。後は、ジュースやジャムなどの加工品は、そこまで鮮度は問われませんので、加工品の輸出は増えていますね。

【学生】分かりました。有難うございます。

 Q8.和歌山で農業をされるメリット教えてください。

 和歌山は温暖な地域ですので、全国2位のフルーツ生産県です。和歌山でこの温暖な地域を利用して年間を通じてフルーツを作れる場所なので、フルーツを生産する農家さんにとってみると、凄く恵まれた場所ですね。

和歌山は春の梅から始まって、夏は桃とか、秋は柿とか葡萄で、冬は柑橘類、みかんですね。年間を通じて何か栽培できますので、そういうところは凄くフルーツの産出県としての魅力ですね。

例えば、稲作をされたい人にとってみたらやっぱり山が多い場所ですので不利ですけれど、フルーツ、花、野菜とかは、和歌山で農業するメリットというのは大きいと思います。

【学生】フルーツと言えばやっぱり「冬のみかん」ってイメージが和歌山は強いですけれど、夏でも桃が生産できるなど、非常に恵まれた土地だということが伝わります。

全国1位の産地っていうのが青森なんですけれど、青森っていうのは林檎がほぼ全国1位なんですが、和歌山は先ほど言ったように、バラエティ豊かなフルーツを生産できる県ですので、何かを作りたいという時には、大抵のフルーツは栽培できますので「梨農家になりたい」とか「葡萄農家になりたい」「みかん農家になりたい」色んな自分が作りたいもの、様々な作れる県だと思います。

【学生】はい、有難うございます。

 Q9.守られてきた伝統と、時代に応じて変えてきたものについて教えてくださ
い。

 うちは私で6代目なんですけれど、みかんで始まっていますのでそのみかんの蓄積されてきた知識と知恵を、しっかり受け継いでいきたいっていうところがあります。

変わってきてるところと言いますと、六次産業に取り組み始めているって言うのは変わってきてるところだと思います。お客さんやこの時代のニーズですね、何を時代が求めているのかや、お客さんのニーズをいかに把握してそのニーズに応えていって世の中に貢献していきたいなと思ってます。そしてその時代のニーズを捉えながら、世の中の役に立つ仕事をしていきたいなと思ってます。

【学生】今の世の中でお客さんのニーズって、様々あると思うんですけれども、今こんなニーズがあると思われるものって何ですか?

良い質問ですね。今迄はこういう田舎で、果汁農家自身がフルーツパーラーを経営してる事例っていうのはあまりないんですね。

その生産現場の真ん中に、フルーツを食べられる場所は全国的にもあまり無くてですね。ただ世の中のニーズとしましては「田舎でゆっくりしたい」とか、その農と食の距離が離れてますので、もっと食育とか農業に関心のある方も増えています。「現場に行って農業を知りたい」とか「田舎でゆっくりと贅沢な時間を過ごしたい」とか、そういう団塊の世代の方とかも、また退職された方とかも増えています。そういう方はお金と時間には余裕があるんだけれども、どこに行こうかなていう時に「ちょっとドライブで和歌山に行こうかな」「和歌山ではフルーツだよね」「フルーツを現場で楽しみたいね」という時に、こういう現場でフルーツを楽しめる場所っていうのは、かなり求められてるなという実感はありますね。

ここは本当に交通の便も良くて京奈和自動車道も最近通り、かつらぎに抜ける父鬼トンネルも通りましたので、凄く交通の便も良くて大阪からも1時間で来れますので、ちょっとしたドライブで「和歌山のフルーツを楽しもうか」っていう時には、お客さんのニーズに応えられているかなと思いますね。余暇の時間をちょっと贅沢に過ごしたいというニーズは高まってると思います。

今、コロナの状況で都会の密な状況の所にはなかなか行きにくいけれども、田舎ののんびりとしたところで時間を過ごしたいという要望も強まっていますし、後は海外旅行とかできない状況ですので、国内の1泊、2泊の旅行も最近はちょっと行きにくいなという時に、日帰りでちょっとドライブできる場所っていうことで、来て頂いてるお客さんも多いかなと思いますね。

【学生】有難うございます

 Q10.フルーツガーデンをここまでの規模に成長させた一番の要素って何だ
と思われますか?

 やっぱり一番は想いだと思いますね。「この地域を良くしたい」や「和歌山を面白い場所にしていきたい」であったり、そういう想いを持った人達がここに集まってくれて、少しでも「和歌山良くしたいな」とか「農業良くしたいな」「地元のフルーツで地元を活性化したいな」とか、そういう想いを持った人がここに集まり、その目標に向かってみんなで力合わせてやっているところが、今の状態に結びついてるかなと思います。今の現状は、本当に過去の皆の努力の結果で今があり、これからの未来につきましては、これからの皆の頑張り次第で、更に世の中の役に立つ会社になっていけるかなと思いますので、出来るだけそういう会社になっていきたいなと思っています。

「和歌山にこんな会社があるんだな」とか、和歌山の方が誇りに思ってもらえるような会社になっていきたいなと思ってます。

【学生】有難うございます

江口さん 岡 小遥様.jpg
インタビュー:パーラー部 岡 小遥様
※インタビューの内容は質問をクリック!

 Q1.この仕事を始められて、一年で成長されたことってなんだと思われます
か?

 忍耐力と責任感の強さが、更に強くなったと思います。

【学生】責任感とか忍耐力というのはお客さんがいらっしゃることだとか、あるいは新しい商品を次々と開発するだとか、そういうような部分に関して責任感持たれるって感じでしょうか?

その分もありますけど、この会社では新人では任せてもらえないような仕事もたくさん任せてもらえるので、その部分に関して、責任感は凄く感じるところですね。メンタルも結構強くなったと思います。

【学生】他の会社でさせてもらえないことも、やりやすいような感じですね。有難うございます。

 Q2.このお仕事される中で、目標とされていることがありましたら教えてく
ださい。

 いずれかは独立して自分のお店を出したいと思っているので、ここで沢山のことを身につけられたらと思っています。

飲食を続けてやっていきたいと思っているんですけれど、こちらでは仕事として、お客様への感謝の気持ちを忘れずなど、色々学んでいけたらなと思ってます。

【学生】有難うございます 。

 Q3.普段のお仕事を教えてください。

 普段はパフェを作ったり、サンドを作ったりサービスで接客をしてます。

【学生】分かりました、有難うございます。

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インタビュー:加工部 堀 ふみこ様
※インタビューの内容は質問をクリック!

 Q1.リピーター率は何パーセントいらっしゃいますでしょうか?

 何パーセントっていうのは 詳しく分からないんですが。下の出荷販売部で加工品を販売していまして、何回も来てくださるお客様もいらっしゃいます。

【学生】休日は、結構こちらに来られるお客様はいらっしゃいますか?

休日はたくさんのお客様がいらっしゃいます。パーラーで召し上がった後に、下の販売の方に来てもらって購入していただくことが多いです。

【学生】はい、分かりました。

 Q2.働きだしてから、自分自身の変化について教えてください。

 変化について。工房の作業には、一定の工程が決まっててそれを何回も繰り返すのですが、その度にどれぐらい効率よく出来るかっていうのを、周りの流れを見ながら、次自分が何を準備するかっていうのを考えるようになりました。

【学生】分かりました。有難うございました。

 

 Q3.このお仕事を選ばれた理由は何でしょうか?

 元々大学で大阪に4年間住んでいたのですが、その間に都会の生活にちょっと疲れて、田舎の自然のいっぱいのところで暮らしたいなって思ってました。

食べ物も好きで、フルーツとか野菜を育てている所で働きたいなっていう風に思っていて、こちらの会社を紹介していただいたので、こちらで働くことに決めました。

【学生】有難うございます。

【学生】都会でされるような仕事のイメージと、実際こちらにされてる仕事のイメージで大きな違いってあると思うんですけども、こちらで働いて良かったなって思ったことと、逆にちょっと残念かなみたいな思ったことがありましたら、教えてください。

良かったことは、人が凄い優しくて、パートさんとかも社員さんも凄い親身になって色んな話を聞いてくれるので、その土地にあまり知り合いがいなくて県外から来たので、凄い嬉しいことです。

ちょっと嫌やなって思ったことは、交通の便が良くないので、買い物とか遊びに行くところにちょっと困ります。

【学生】それはやっぱりちょっと残念な部分は、あるにはあるんですね。

 Q4.この仕事のやりがいを教えて下さい。

 工房に変わってからのやりがいは、一つ一つの作業はすっごい細かくて、大量に作るので大変なんですが、その工程を積んでいくごとに商品が出来上がっていくのに、凄い嬉しく感動します。

【学生】完成したっていうことに対して, 喜びを感じるような感じですね。

味とか臭いとかどんどん変わっていくので、冷凍のイチジクとかをカットしていくんですけれど、最終的にジャムが出来上がる時には、凄い甘くていい匂いがするので、「作ってて良かったな」って思います。

【学生】有難うございます。

取材の感想
劉さん 江口さん.jpg

☆劉 楊銘さん
この度は取材をさせて頂き有難うございました。
和歌山は1年中フルーツを楽しめることが出来る地域で、日本一のフルーツ王国と言われています。
そこで、和歌山県内のフルーツ加工品の販売を行っている観音山フルーツガーデンさんに、今回取材をさせて頂きました。
今回のインタビューで一番印象に残ったのは、児玉社長への取材です。
児玉社長は1つ1つ丁寧に質問に答えて下さって、社長のフルーツの持つ本来の美味しさをお客様にお届けしたいという熱意を感じました。
観音山フルーツガーデンさんは、単なるフルーツ加工品を販売するだけでなく、当地の農作放棄地を活用し、新しい苗木を植えるという地域に対する公益プロジェクトも行なわれています。このようなプロジェクトに凄く感動しました。
「地元和歌山県に精通された観音山フルーツガーデンさんだからこそ、元気な和歌山県を作り貢献されている」と言えると思います。

☆江口 創紀さん
温暖でいつでも何かしらのフルーツを生産できる、和歌山という土地の素晴らしさを感じることが出来ました。 新鮮なフルーツをその場で食べたいというニーズを捉えられていて、着実に成長していく企業であると期待が持てました。

ジョブカフェわかやま

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